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01 初七日法要の概要とスケジュール

初七日とは、故人の命日を1日目として数えて、7日目に行う法要のことです。現代では様々な事情から葬儀の日に初七日を一緒に済ませてしまうことも増えています。ここでは一般的な初七日の流れを時系列で追っていきながら、参列する場合の服装、挨拶、香典などのマナーと喪主が用意するお供えや僧侶に渡すお布施についての質問に答えていきます。

初七日は誰でも参列していいの?服装や香典など

初七日の法要は施主(喪主)から案内があった人・案内状が届いた人が参列します。初七日の法要は基本的に身内、故人の遺族・親族が集まってするものです。また施主側の立場にすると、葬儀社や寺院に初七日法要の予約をする段階で引き出物や食事などの手配が必要です。そのため既にある程度参列者が定まっており案内がないのに参列するのは迷惑になるでしょう。

また初七日の服装は喪服です。男女ともに黒のスーツなどを着用し、バッグも黒。光るバックルやアクセサリー・華美な髪飾りの類はつけてはいけません。子どもは黒・紺・グレーなどの服装で白いシャツやブラウス、学生は制服があればそれを着用します。乳幼児は黒・紺・グレーなどの服装で白いシャツやブラウスは着てもかまいません。新生児用の服で色の濃いものがなければ白など淡い色か、抑えた色の布で包んでもいいでしょう。

香典の相場ですが、初七日法要は「葬儀の半額」と言われています。年齢や故人との関係性、葬儀と初七日を同日に行うか否かでも金額が変わってきますが、葬儀と初七日を別の日に行う場合、香典は知人・友人・叔父叔母などでは最低額が3,000円程度、祖父母は5,000円から、義理の親を含む両親や兄弟姉妹は10,000円からが一般的なようです。

初七日の席順・挨拶には何を話すか

まず「どこに座ったらいいか」という疑問ですが、参列者の席順は故人と縁の深い順番で施主は僧侶の真後ろに座ります。具体的には祭壇に向かった施主を中心にして右側に親族、左側は友人・知人・近親者が座ります。左右両方とも列の外側が下座、施主に向かうごとに上座になっていきます。
施主は僧侶が入場したら、祭壇正面に案内し座って頂きます。また新生児・乳児を連れている人は泣き出したりした際にすぐ席を外せるよう、出入り口の付近などに着席するといいでしょう。

参列者が着席し僧侶の入場が終わったら、施主の挨拶が始まります。喪主は故人を呼ぶときは戒名で、戒名がない場合は「故○○」や「祖母と○○」などにして挨拶を進めます。これか読経が始まることもあり、あまり長々と話す必要はありません。簡単な参列への感謝と、誰の法要を始めるかといったことを伝える程度にとどめます。この挨拶は法要後にもすることがあります。

押し頂くって何?初七日・焼香のやり方

席に着き、施主の挨拶が終わり読経の間に焼香が行われます。焼香は施主から始まり、ついで遺族・親族・友人・知人……と故人との関係が深い順で行っていきます。順番が来たら祭壇の前まで行き、施主と僧侶に一礼した後に祭壇に一礼をし、抹香をつまんで額の高さに持ち上げる動作をします。この動作を「押し頂く」と呼び、宗派によって押し頂く回数が異なります。
とはいえ参列する人数や時間の都合などによっては、押し頂く回数を減らしたりと簡略化されることがあります。押し頂く回数は前の人にならうか、1度だけにしておくのが無難でしょう。
会場によっては参列者が祭壇に向かうのではなく、焼香台を施主から順に回していく「回し焼香」というものもあります。この場合は座ったまま焼香台を自分の前に置き、抹香をつまんで押し頂いてから左側の香炉に落としてから合掌します。

僧侶の法話はお布施次第なんでしょうか

初七日の法要では、読経と焼香が終わった後に僧侶が話をすることがあります。本来は仏教にまつわる話をする「法話」ですが、初七日では故人の人柄や生きてきた時代、あるいは時事的な題材などと絡めた仏教の教えにつながる話になることが多いようです。
ところでこの法話、場合によっては省略されることがあります。そのため「お布施が少ないと法話をしてくれない」と思われる人もいるようですが、実際は法話自体にお布施は必要ありません。その代わりにお寺の恒例行事になっているようなものでは賽銭箱に入れることがあるようです。
 
ただし法話に限らず、法要として読経や会食など僧侶を拘束する時間が長くなるほどにお布施は高額になる傾向はあります。このあたりの相場は菩提寺に確認しても「お気持ちで結構です」と答えてくれない場合が多いでしょう。
一般的に初七日のお布施は5万円程度と言われています。その他交通費として「お車料」、会食をした場合は「御膳料」がそれぞれ5千円から1万円ほどかかると言われています。また初七日のお布施と以降の法要でのお布施は、施主の負担減と菩提寺とのトラブルを防ぐためにも同額にするといいでしょう。

また法要と法話の終わった後に僧侶や世話人・親族を招いて「精進落とし」と呼ばれる会食を行うことがあります。ここでも施主の挨拶があります。

ところで……還骨供養とは何ですか

初七日と同様に「還骨供養」という言葉を聞くことがあるでしょう。これは火葬後のお骨を自宅に持ち帰り、後飾り壇または中陰(ちゅういん)壇と呼ばれるお供えをした祭壇にお骨を安置し読経や焼香を行うものです。四十九日までは故人の位牌や遺骨を仏壇におさめることができません。四十九日までは故人の霊はあの世をさまよい「仏」になっていないという考えから、仮の安置場所として後飾り壇を設けるのです。
還骨供養は葬儀後に行うほぼ遺族・親族だけの法要ですが、近年では葬儀と同時に還骨供養と初七日法要をすませることも増えています。

また還骨供養・初七日のお供えは果物やお菓子など故人の好きなものをお供えし、四十九日の納骨を終えるまでは後飾り壇に位牌や遺骨を安置します。

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