お盆休みの中日、皆さんはどうお過ごしですか?実家に帰り 蝉しぐれに耳を傾け冷麦なんていうのんびりしたお盆の休日を過ごしていらっしゃるのでは・・?
今日は8月15日、終戦記念日ですね。
今年は戦後69年にあたります。今では戦争を体験をした人が少なく実体験の話を聞けるのは貴重な事になりましたね。
かく言う私も戦争を知らない世代です。
この終戦の日に戦争が終結し日本が負けた事をラジオで聞かされた瞬間は一瞬何が起こったのかわからないくらいの放心状態になったと亡き父が毎年この終戦記念日になると話していました。
それから世の中が180度変わり、お国のために命を捧げる事が本望だと教え込まれていた思想が、戦争は良くない事に変わっていったのですから終戦を経験した方々は戦後何を信じて生きていいのかわからなくなったことでしょう。父も何を信じていいのかわからない少年時代を過ごしたと語っていました。そんな敗戦を経験して高度成長期の経済国日本を復興させたのですから終戦を経験された方々のエネルギーには頭が下がります。
亡くなった方々への“ありがとう”
平和な世の中だからこそ、あの世に旅立たれた方々への葬儀のあり方にもいろいろな形が生まれてくるんだと思います。
前回の体験記で高齢で旅立たれた方々の葬儀は“一日葬”でもいいのではと記しましたが、その“一日葬”の中にもお花でお見送りするという“お花葬”があるんですね。
祭壇も故人が好きだった花々で埋め尽くされ、遺影のまわりも花、全てお花で飾られた葬儀、お花に囲まれて家族と故人との最後のお別れ・・・そんな“お花葬”いいですね。
戦争で亡くなられた方々は葬儀はもちろんの事、遺骨すらない・・これは身内にとってはたまらないですね。
平和な世の中だからこそ、葬儀にもこだわる・・・亡くなった方々への“ありがとう”の気持ちをいろいろなスタイルで表すことが出来るのも平和だからこそです。
あらためて戦争で亡くなった方々へ黙祷を捧げたいと思います。