通夜、葬儀に参列する際には香典を持参しますが、みなさんはふくさに包んでから差し出していますか?不祝儀袋をバックや懐から出すのはマナー違反になります。香典は故人や遺族に対して大切な思いを込めたものですから、必ずきちんとふくさで包んで渡しましょう。
ふくさを選ぶポイントとは?!
あまり日常的には使わないふくさ、どんなものを選べばよいでしょうか。実はいろんなタイプのものがあるので、選ぶ際のポイントをまとめてみました。
■ 色
一般的にお悔やみ事のふくさは、黒、藍や青色、グレー、緑色などを用います。赤やエンジなど暖色のふくさはお祝い事用になりますから注意が必要です。紫色はお悔やみ事・お祝い事の両方に使えます。
■ 形
よく用いられるタイプとして、内側に台がついている「台付きふくさ」、台のついていない「ふくさ」、二つ折りタイプの「金封ふくさ」があります。どれも用途は同じですが、形によって使い勝手が違ってきます。
正統派のふくさ
仏縁堂ブランド:国産京都【正絹東雲 台付ふくさ】慶弔両用・冠婚葬祭・袱紗
表地が絹で、台付きのふくさ。上品でまさに正統派の一品です。弔事と慶事の両方で使えますが、台の色は変える必要がありますのでお忘れなく。
コンパクトに収納が可能な風呂敷タイプのふくさ
ふくさ慶弔 ポリエステルちりめんふくさ(袱紗) 6色 /紫(66-10127-001)
風呂敷のように包むタイプのもので、香典を渡した後は小さく畳んでコンパクトにしまえます。このような手頃な商品もあります。台付きふくさもそうですが、弔事と慶事では包み方が逆になります。
弔事にも慶事にも使えるふくさ
金封ふくさ 冠婚葬祭に慶弔どちらでもOKの紫色
弔事にも慶事にも使える紫色で、厚みもしっかりある万能タイプです。金封タイプは香典の出し入れも簡単で、包み方を気にする必要もありません。初めて買うのに迷ったら間違いない一品だと思います。
大人のたしなみとして一つは用意しておきましょう
葬儀に参列する機会があまりないと、意外とふくさについて知らなかったり見落としていたりするかもしれません。
ふくさがない場合は風呂敷やハンカチなどで代用もできます。それでも、いざという時に慌てないよう、大人のたしなみとしてふくさをお持ちになることをおすすめします。