日本では現在、火葬率がほぼ100%であるといわれています。ですから日本の棺は火葬に適した素材が使われています。燃焼するもので、かつ燃焼時間も考慮された素材が使われますから、主に天然木か合板が主流になります。また、棺はご遺体を納めて葬るためのものですから、形は箱型、カマボコ型など多少の違いはありますが、大きな違いはありません。
数万円から数百万円するお棺
こうしてみると、棺はさほどバリエーションがないように思われるかもしれませんが、実は様々な希望に合わせて選べるものであり、時代のニーズに合わせたものもでてきました。
手頃なもので数万円から、高級なものになると数百万円もするなど価格帯にも幅がありますが、今回は、これからの葬儀にぴったりな棺をご紹介したいと思います。
直葬や家族葬に最適な折りたたみ棺
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直葬や家族葬のニーズが増えてきている中、こうした小規模な葬儀にぴったりな棺であるといえます。自宅に保管、組み立てができるので、費用を抑えながらも利用しやすいものです。
上品な仕上がりとなっている布張りの棺
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リーズナブルな値段ですが、布張りで上品な仕上がりになっています。白木の棺と比べて、どこか暖かみが感じられるのではないでしょうか。一般的に普及しているタイプで、直葬や家族葬にちょうどよい棺です。
特殊強化段ボールと国産間伐材使用の棺
最期のお別れという、そのひとときにしか目に触れないものでありながらも、今後もずっと需要があり燃やされ続けるのが棺です。ですが、この棺を使うことで大事な資源である木を保護でき、また火葬時に出るCO2の削減といった環境保護にもつながります。
それだけでなく、素材の特性を活かして棺そのものをキャンバスとして直接メッセージを書いたり、布を貼るなどしてオリジナルの棺に仕上げることができます。(出典:エコフィン)
故人に合わせて最適な棺をオススメします
家族葬などのニーズに対応したものや、また環境保護に配慮したものなど、世の中の動きが棺にも反映されているようです。
棺は、最期に眠る場所、皆と最期のお別れの際に身を委ねるものになります。いざ用意する時に「どんな物があるのか、何がよいか?」などと迷われたら是非参考にしてください。