先日、面白いニュースを見ました。このニュースはアメリカの出来事だったのですが、日本でも大いに考えなくてはならないのでは・・・と思えてしまいました。
現代社会に無くてはならない物の一つにパソコンがあります。
今や一家に一台とまで言われているこのパソコンは、メールをはじめ動画や音楽の再生、画像(写真)や文書の保存・保管・管理など様々な用途に応じて使われています。
その中の画像(写真)などは、アルバムに1枚1枚貼っていたのに比べ、今ではデジタルカメラで撮り、そのまま【データ】としてパソコンに取り込み保存・保管ができる事で非常に便利に使われています。
今回アメリカで問題になったのは、このデータが遺品・遺産である。という事でした。
データを遺品として考えますか?
亡くなった方がパソコンに保存・保管していた画像(写真)などは残された家族にとっても大切な思い出なのに、保存・保管しているものに対しロックがかかっており、暗証番号がわからなければそのデータを見る事も出来ない。
そこで、保存・保管しているところにロックの解除をする暗証番号を訪ねたところ、個人情報なので家族であっても教える事が出来ない。と断られたそうです。
その後アメリカでは新しい法律ができ、今では遺族が暗証番号を訪ねた場合、開示される事になったそうです。ただこの法律が出来るにあたり、様々な意見が飛び交ったようです。確かに亡くなった方のパソコンに保存・保管されているものは遺品・遺産になると思いますが、果たして亡くなったからといって全てを家族に見られても良いものなのでしょうか・・・。やはり、家族にも見られたくないものがあるのではないでしょうか・・・。私もパソコンを使う者として考えてみると、家族に見られたくないものがあるからこそ、ロックをかけていたのではないでしょうか?!
それなのに自分が亡くなったからといって、勝手にロックを解除しパソコンに保存・保管しているものを見られたら、やはり良い思いはしないと考えます。でも遺族は遺品・遺産という考えなのですから非常に難しいところです。