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茶道には献茶式と呼ばれる神仏や故人にお茶を供える儀式が存在する

お茶席と葬儀には似ているところがあると言われる。一期一会の出会いの場であるお茶席と、一回きりの別れの場である葬儀。どちらも、かけがえのない相手を大切に思いやる気持ちのこもった場であると言えるだろう。さらに、茶道は仏教と深いかかわりがあり、茶道を学ぶことで、故人をしのび、心豊かに生きていくためのヒントが得られる。身近な故人が生前、茶道をたしなんでいたという人もおられるのではないだろうか。故人に思いをはせながら、しばし茶道の世界に浸ってみよう。


茶道は禅の教えから生まれた

茶道は仏教の中でも、禅宗と深くかかわっている。茶道で用いられる抹茶は中国から伝来したが、これを持ち込んだのが臨済宗の開祖・栄西(1141-1215)であるとされている。これ以来、茶道のもととなった茶の湯の文化は、鎌倉時代から室町時代にかけ、禅宗の僧侶たちによって守られてゆくこととなる。

室町時代中期の茶人・村田珠光(1422-1502)は僧侶でもあり、「一休さん」で有名な一休禅師(1393-1481)に禅を学び、「茶禅一味」(茶と禅は同一のものを希求している)の境地を開いた。


修行の一つとされた茶道

戦国時代に侘び茶を完成させた千利休(1522-1591)も禅を学び、虚飾を省いた簡素簡略な茶の湯を確立させる。利休の茶の湯は茶室で行われる仏法の修業とも言われる。仏教の6つの修業である「布施」(見返りを求めず誰かに施すこと)、「持戒」(自らを戒めること)、「忍辱」(耐え忍ぶこと)、「精進」(努力すること)、「禅定」(冷静に自分を見つめること)、智慧(前述の5つの修業によって仏の知恵を得ること)を茶の湯の実践を通して身に付けてゆくのである。

この精神は現代の茶道にも受け継がれている。冒頭に述べた「一期一会」も実は茶道の教え。「もてなす人ともてなされる人との出会い、もうけられた茶席が一生に一回のものだと考えて、最善を尽くす」という意味である。


神仏や故人に捧げられる献茶式・葬儀でのお茶席

人と人とが精神を一つにして最高の時間を演出する茶道だが、実は神仏や故人に捧げられるお茶席もある。それが「献茶式」である。寺社で神仏に捧げられるほか、「慰霊献茶式」として戦没者などに対し、平和を祈って捧げられる場合もある。このような献茶式は全国で催されているので、興味のある方は寺社や慰霊施設に問い合わせてみてはいかがだろうか。

さらに最近では、葬儀を故人の生前の趣向に合わせて、さまざまにアレンジすることが多くなっている。茶道の先生の葬儀では、参列したお弟子さんたちがお茶をたててふるまった事例もあるそうだ。誰かとの別れの場が、茶道を通じて誰かとの出会いの場にもなる。悲しみの中にも、心が安らぐようなお葬式だったのではないだろうか。

さて、茶道と葬儀のかかわりについてみてきた。茶道には人生を豊かにしてくれるヒントが詰まっている。「よく死ぬことは、よく生きること」。茶道を通して、生と死、人生について考えてみてはいかがだろうか。


ライター 佐々木

記事掲載日:2020/07/14

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