少子高齢化が叫ばれる昨今、妙齢の独身の方々は少々肩身の狭い思いをしているのではないか?かくいう私もまぎれもない独女である。
ただ一言だけいわせていただくと、決して好きでこうなっている訳ではないのだ。自分なりに努力はしているがいかんせん縁がない・・・。
私なりに考えた、お独り様の終活
ごくまれにささやかな縁を掴んだとしてもなぜか続かない、というか長年好きに生きてきたせいか、人様とのご縁を上手く続かせることができなくなってきているようだ。
諦めたつもりはないけれど、そろそろお独り様のための終活を・・・という気持ちも芽生え始めたので、今回はあくまでも理想ではあるが兄家族にあまり迷惑をかけない自身の散り際を考えてみた。
苦しまずにぽっくりと、最後は散骨で!
さて、そんな理想の散り際 No.1はなんといっても「苦しまずポックリ」ではないだろうか。私の知り合いの叔父様は意気揚々とゴルフに出かけ、ナイスショットを決めた途端に倒れ、搬送先の病院でそのまま帰らぬ人となってしまった。
もともと持病をお持ちの方だったらしく、たしかに急で早すぎるけれど大好きなゴルフをしながら逝けたのだから幸せだったかもしれない、と家族の方々は語られていた。
不謹慎ながら、まことに不謹慎この上ないのだが私はその方の最期が羨ましい・・・と感じてしまった。
お独り様が仮にポックリ逝けたとして、問題はその後である。順番に旅立ったとしたらおそらく甥か姪に連絡がいくことになるだろう。その時のことを想定して一筆したためておかなくてはならない。
さぁ、その文面だが、ここ一番の理想はまさにこれ『葬儀もお墓もいらない。ただ焼いてもらって故郷の地に散骨してほしい』
この中で最も重要なキーワードはズバリ散骨であるが、実は散骨自体は合法で許可や申請等はまったく必要ないそうだ。そのせいか散骨業者も年々増えてるような気もする。
粉骨機をレンタルするのが一番安い!
もちろん火葬場で焼いていただくための費用や散骨までにかかる手間賃も用意しておかなくてはならない。しかし散骨にあたって必ず必要となるのが、粉骨である。できれば業者ではなく血の繋がった身内の手によって粉骨していただきたい。現在は粉骨を自宅で行うための機械も借りれるとのこと、そんな話を聞くと私の人生最後の夢もどんどんと大きく膨らんでゆく。
しかし粉骨するための機械を貸し出している業者は調べた限り日本国内に一つしかないようでそれが「粉骨彩心」だ。空気清浄機付きで一週間17,800円の破格のレンタル料、何体粉骨してもOK、おまけに嬉しい送料無料!!
そこそこ大人になった甥っ子や姪っ子達が「おばちゃん、かったいなぁ〜。」とか言いながら粉骨している姿を想像するとちょっと泣けてくると同時に笑みもこぼれてしまった。
せっかくの粉骨、サクサクっと終わってしまったらもったいない。粉骨彩心も一週間レンタルできるのだから、入れ替わり立ち替わりじっくりと粉骨してもらわなくては・・・。
そのためには残された人生を健康的に、特に骨密度を高める生活を送らねばならない。おばちゃんの骨のかたさ、どうか覚悟していてほしい。