暦も3月に入り、今年も新卒採用に向けた就活が解禁されました。
一方で以前より耳にする「終活」という活動の実態についていつ解禁すべきなのか、なにから始めればよいのだろうか、と疑問を感じている人は少なくはないでしょう。
実際に「終活」という言葉からは、「人生最後の締めくくりに向けた活動」という漠然としたイメージしか湧き上がってきません。またよくある遺産相続の準備もいつ、どのように行えばよいのか素人目線では分かりかねます。そこで、今回はそんな漠然とした悩みを解決する一つの例をご紹介します。
まずは終活診断テストでチェック!
私はある日、インターネット上のとあるサイトに設置されている「終活診断テスト」というものを見つけました。
ここでいう終活診断は大きく二つの診断に分かれています。
一つは今の自分が終活について考える時期にあるのかという「終活必要度チェック」であり、もう一つは終活の中でも代表的な生前贈与や相続についての煩雑な法規定の中から、自分の考えや親族関係に適した方法を見つけてくれる「適した贈与方法」のチェックです。どちらも「Yes」か「No」かの二者択一診断の形式をとっており、非常に分かりやすいです。
そもそも終活が必要かどうかのチェック!
私も試しに診断をしてみました。
まず「終活必要度チェック」では自分の終活への関心から、財産面、親族関係、老後の健康など幅広い視点から複数の質問がなされました。
私の結果は終活必要度60%と示され、そのあとにこのままだと老後どのようなことが心配されるのかというコメントが付されていました。私の場合「交際範囲があまり広くなく、孤独死、孤立死が目立つタイプです。交際範囲の狭さを遺言などでカバーする必要があります」とアドバイスをもらいました。具体的になにから「終活」を始めるべきかという指針が示されている点が便利です。
相続対策のチェック!
さて続いて「適した贈与方法」チェックを行いました。
ここでは、自分の贈与に対する関心や親族関係の問いは先ほどの診断と同様でしたが、税金対策への関心や、お金に対する自分の考えを問うものなど、お金ならではのシビアな質問が続いていました。
私の結果は「相続時精算課税」が適しているというものでした。またこの税金についての説明がリンク先のページに用意されており、『サザエさん』や『渡る世間は鬼ばかり』などのテレビ番組を題材にして、自分に適した課税方法が分かりやすく解説されています。
いつ始めるかの1つのヒントになりえるのではないでしょうか
以上、「終活診断」を通して、具体的に自分がいつ、どのように終活すべきかの指針を見つける方法をご紹介しました。
あくまでもこれらの診断結果は目安であり、相続など本格的に終活に取り組む場合は弁護士などの専門家のアドバイスが不可欠でしょう。
しかし、これらの診断は「終活」を始めようか悩んでいる方々にとって、良いきっかけを作ってくれるのではと考えられます。