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サラエヴォの墓地は、かつてオリンピックのスタジアムだった

フィギュアスケートシーズン真っ只中の今、今年の平昌オリンピックから引き続いて日本人選手が大活躍し、ファンを楽しませてくれている。浅田真央選手の引退以後も、続々と実力のある選手が出現している日本のフィギュアスケート界は、4年後の北京冬季五輪に向けて、ますます盛り上がって行くに違いない。

そんな中、今から34年前に開催されたサラエヴォオリンピックを覚えている人は、一体どれくらいいるだろうか。そして、その会場が今や廃墟と化し、その周辺は墓地となっている事実を知る人はさらに少ないだろう。平和の象徴であるはずの五輪会場が、なぜ、そのような事になったのか。

サラエヴォの墓地は、かつてオリンピックのスタジアムだった

フィギュアスケーターのカタリーナ・ヴィット

私がフィギュアスケートを見るようになったのは、1984年のサラエヴォオリンピックで、東ドイツのカタリーナ・ヴィット選手を見た事がきっかけだった。スラリとしたスタイル、女優のような美しい顔立ち、鮮やかなピンクの衣装で銀盤を華麗に舞うヴィットを見て、私は「こんな綺麗な人、初めて見た」と、テレビの前でひどく感動したものだった。18歳のヴィットはこの大会で金メダルを獲得し、一躍フィギュアスケート界のスターとなった。

ユーゴスラヴィアの崩壊

そんなヴィットにとっても忘れがたい都市となったサラエヴォは、ユーゴスラヴィアという国の都市だった。それは当時の感覚ではごく当たり前の事であり、華々しく五輪が開催されたたったの7年後に、一つの国家が消滅する引き金となる戦争が起ろうとは、誰が予想できたであろうか。

しかし、1980年に絶対的指導者だったチトー大統領が亡くなると、「七つの国境、六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字、一つの国家」と表現される程の多民族国家であったユーゴスラヴィアの内側では、崩壊への火種が確実に点火されつつあったのだ。

ユーゴ紛争の中のサラエヴォの悲劇

ユーゴスラヴィアは、スロヴェニア、クロアチア、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モンテネグロ、マケドニアの6つの共和国で形成された連邦国家だった。建国以来、国を一つに団結させていた英雄チトー大統領を失うと、それぞれの共和国には独立の気運が高まり始める。

1991年、まずは地理的、経済的に最も西側に近かったスロヴェニアが独立、続いてクロアチア、そして1992年には、サラエヴォを首都とするボスニア・ヘルツェゴビナが独立を宣言する。スロヴェニア、クロアチアに比べ、民族の混在率が高かったボスニアはの内戦は泥沼化し、約3年半の間に死者約20万人、難民・避難民約220万人が発生。第2次大戦以降、ヨーロッパで最悪の紛争となった。

おびただしい数の死者を埋葬するために墓地と化したオリンピックスタジアム

ボスニア全土で繰り広げられた戦闘により、当然サラエヴォのオリンピック会場も破壊された。増大する死者により墓地が不足し、土地の多いオリンピック会場やサッカー場は全て墓地と化したのである。
1995年、ボスニア紛争は終結した。それ以後、五輪会場の一部は再建されたがほとんどは放置され廃墟と化する。その周辺にはおびただしい数の墓標だけが残り、ほとんどの墓石には、1992年から1995年の没年月日が記されている。

カタリーナ・ヴィットの願い

カタリーナ・ヴィットは、サラエヴォ五輪後、1988年のカルガリー五輪でも金メダルを獲得し、五輪2連覇の偉業を達成する。その後現役を引退し、共産圏では珍しかったプロスケーターとなるが、1994年、プロ選手の参加が認められたリレハンメル五輪で3度目の五輪出場を果たす。

28歳のヴィットは体型も変化し、技術では若い現役選手たちに遠く及ばす、18歳の頃の輝きは失われていたが、有名な反戦歌「花はどこへ行った」に乗せたフリーで、戦闘の最中だったサラエヴォの現状を世界に伝えようとした姿は美しかった。

これからは、五輪会場が墓地になるような歴史が繰り返さない事を願うばかりである。

ライター

岡倉(掲載日:2018/11/30)

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