故人が亡くなり、通夜・葬儀が終わるまでの間、地域によっては線香を絶やしてはいけない風習があることをご存じですか?これは、「この世とあの世を繋ぐと考えられている火を絶やしてはいけない」という意味があるためです。私の地元ではこの風習が今でも残っており、家族で交代して線香の見張り番をしていました。その時の持ち物として、歯ブラシや洗顔フォームなどの洗面グッズのほか、「これは持っていてよかった」と思うものがありましたのでご紹介します。
(1)アイマスク
線香を絶やさないために、24時間誰かしらが起きているため、部屋の電気はつきっぱなしです。明かりが気になって眠れないとき、アイマスクがあれば、部屋の明るさを気にせずぐっすり眠れます。
満足のいく睡眠時間が確保できないと、体力的な負担は大きいです。「寝れるときは寝る」ことを忘れず、少しでもスキマ時間ができたら寝られるよう、睡眠時間を確保しましょう。
(2)耳栓
夜通し線香の見張りをした後、交代して寝始めたのに弔問客や親戚の子ども達が続々と来て声が気になって眠れなくなってしまいます。あるいは夜、線香の見張りをしている人が眠くならないようにテレビをつけていたり、起きている人同士が話し込んでいたり、昼間でなくても音が気になって眠れないこともあるのです。このようなときに耳栓が役立ちます。起きている人も、線香番を終えて寝ている人への配慮を心がけると良いでしょう。
(3)ネックストラップ
通夜・葬儀の準備などで関係各所に電話をすること・かかってくることが多くなります。そのため、携帯電話は肌身離さず持ち歩きたいものです。女性の場合、ポケットがついている服を着用していれば問題ありませんが、もしポケットのついていない服なら、ネックストラップを使用がおすすめです。通夜・葬儀の準備では、急を要する連絡が多いのでいつでも電話に出られる状態にしましょう。