終活ライフケアプランナーとは?
終活というものが最近、非常に注目されるようになってきています。しかし、終活を始めるといっても、何から?どうやって始めたら良いのでしょう?終活は大切だと思うけど、どうやって終活したらいいのかわからない。恐らく、そのような方も多いのではないでしょうか。そんな悩みを相談し、サポートしてくれるのが、終活ライフケアプランナーなのです。
終活するにあたり、最も重要なことが、遺産相続の問題を記しておく「遺言」の残し方。自分の死後の「葬儀」と「埋葬」の方法。残された「遺品」をどうするのか。等々、終活ライフプランナーと相談し、何が一番自分らしく、何が一番大切で、何が一番、遺族にとって良い事なのかを、共に考え解決していくことができるのです。
そして、何よりたいせつなこと。それは、終活を考え人生の最期を想う方、その人を支える家族の方々の、メンタルケアなのです。
死後のことを考えるということは、自分の死を考えるということであり、自分の死と向き合わなければならないのです。誰にも訪れる死とはいえ、直面すれば辛いことでしょう。そのような方の「心」のケアは、終活ライフケアプランナーにとって最も重要な仕事であり、いかに終活を良い方向に導いて行けるか、それが責務なのだといえるでしょう。
終活ライフケアプランナーの豆知識:必要なスキル
終活をサポートする仕事には他にも、終活カウンセラーや、終活アドバイザーなど多岐にわたります。しかし、終活ライフケアプランナーは、アドバイザーやカウンセラーのように一部専門を担うのではなく、トータルでサポートする終活サポートの総合職といえるのではないでしょうか。何より、多方面への架け橋となる必要があります。遺言には弁護士が関係する場合があり、本人、遺族への責任も伴います。それから、どのような葬儀を行うのか、葬儀場か自宅葬かの選択。納骨の方法。お寺、霊園、納骨堂と様々です。
このようなこと全ての詳しい知識、各方面への人脈、それらを踏まえてより良い方向へ導く計画能力といったスキルが必要となります。ですが、このような知識と能力があり、たとえ優秀であったとしても、それだけでは終活する本人や家族から安心と信頼を得ることはできないのです。忘れてはいけないのは、やはり当事者の希望と想いなのです。どれだけ親身になり終活をサポートしていけるのか。その想いこそが、最も優秀な終活ライフケアプランナーの条件なのです。