ペット葬とは?
飼っている動物が死んでしまったときに行う葬儀のことです。
ペットを飼っている人は世の中に大勢います。犬や猫に限らず、その種類もさまざまです。自分らしく個性的な志向を好む現代人のニーズに合わせて、ペットショップにも色んな種類の動物を揃えるようになってきました。また爬虫類専門店なども人気があり、まさに現代を象徴しているかのようです。
そのおかげというべきか、ペットを飼う人が増えてしまうのは必然であると言わざるを得ないのです。
ペットとは言っても、飼い主にとっては長年、生活をともにしてきたわけですから、血はつながっていなくとも家族も同然です。その家族が亡くなったんですから悲しいに決まっています。しかもペットはいつまでも従順で愛らしく(一般的には)、人間のように文句や愚痴を言ったりしませんから、その悲しみはひとしおのはずです。
ペットを失った悲しみから抜け出せずに、鬱になってしまう人も近年は増えているとの噂もよく耳にします。
ペットとのお別れを行うことで、その死をちゃんと受け入れることができるようになるのかもしれません。
人間の葬儀と同じように、火葬や納骨を行ってくれる葬儀社が今、とても人気があるらしいのです。ペットを持つ人々にとってはありがたい話しですね。小さい動物ならまだしも、大型犬など運ぶことすらままならないような、大きな動物であったら、特にどうしていいかわかりません。遺体の処理にすら困ってしまいます。
葬儀社にも色々とあるようですが、信頼のできる葬儀社をしっかりと選んで、大切なペットのために心のこもった葬儀をぜひ行ってあげたいものです。
犬や猫などは古代より、人の暮らしに最も近い動物として愛され、また人と共存して生きてきました。その証拠に遺跡を発掘すると犬が埋葬されてあった遺跡などが発見されることもしばしばです。その埋葬跡には装飾品などもともに添えられていたような形跡もあり、その当時の人たちの手によって動物たちが丁寧に扱われていた様子がよくわかります。
ペット葬の豆知識:ペット保険
近年、ペットたちは人間社会の中で大事に育てられています。そのおかげで平均寿命は伸びてペットの高齢化が進んでいます。そのことで、今までには考えられないような病気が増加してきているのです。年齢を重ねるにつれ増える、糖尿病や白内障、なんてまるで人間のようです。
病気が増えるということは医療費も増えるということになります。動物に健康保険はありませんから、医療費はなかなかシビアな金額となります。
ペットを飼っている以上、ペットを守るのも飼い主の責任です。何かあったときにすぐにあてにできる費用としてペット保険に入っておけば、とりあえずとして安心できるのではないでしょうか。