弔電とは?
お悔やみの電報のことを弔電といいます。弔電はお通夜や告別式の開始に間に合うように送ります。それは葬儀のセレモニーで名前や内容が読み上げられるためだからです。基本的には喪主宛に送るのが一般的だとされていますが、喪主とは面識がなく、知人宛に送る方が都合がいい場合などは、その知人宛に送っても問題はありません。
最近はインターネットでも依頼することが可能となりましたが、依然は電報を送るための電話番号115番にかけるのが主流でした。電話帳などに定例文の記載がありますので、その中から適当なものを選んで、その番号を伝えると電話の受付担当者が、手配をしてくれる手はずとなっています。
ただし、どこに送るべきかはきちんと把握しておかないといけません。セレモニー会場の場所や名前、電話番号は前もって準備しておきましょう。また葬儀の開始時間、喪主の名前なども確認しておかなければなりません。
また弔電の定例文はいくつか用意されてはいますが、もし自分の気持ちをきちんと伝えたいということから、オリジナル文を用意したとしても、全く問題はありません。かえってそのほうが遺族も喜ばれるにちがいないでしょう。
ただし、色んな意味で注意しなければいけないことがありますので、言葉選びには慎重に行わないといけません。例えば敬称の使い方ですが、喪主と亡くなられた方の続柄もさまざまな呼び方があるので注意しましょう。ご尊父様、ご母堂様、ご夫君様、ご令室様、など、普段聞き慣れない言葉を使ったりしますので、間違えないようにします。
また忌み言葉にも注意が必要です。死亡など直接的な言葉や、重複する言葉などは、特に気を付けなければいけません。
弔電の豆知識:弔電の種類
以前、電報と言えば、NTTの電話から申込みをするのが主流でしたが、今はインターネットなどで簡単に送付することができるようになりました。しかもネットなら、どのような台紙になるのか写真で確認しながら注文できますのでとても安心です。
取り扱いをしている業者もたくさんあります。自分の思いに合ったものや金額と検証しながら選ぶことができます。人気のあるものは1000円相当の上品な押し花の台紙です。また5000円相当の、うるし風のシックで高級感あふれるもの、個性的なものではプリザーブドフラワーを使ったアレンジメントなどもあります。言葉だけではなく、品物を添えるのも亡くなった人へのお悔やみを現す手立てとして、ご遺族にも喜んでもらえるかも知れませんね。