筆者はこの度、「終活ライフケアプランナー」資格を無事に取得できた。
一回目の連載では、終活ライフケアプランナーで出来ることと出来ないことについて触れた。二回目は、終活カウンセラーとの違いや、どんな方に向いているかを述べてきた。
そして今回が最後となる三回目では、そもそも終活ライフケアプランナーを取るためにどうすればよいのかをお伝えしたい。
まずは終活ライフケアプランナー養成講座の全課程を終了すること
この資格は、一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP、以下JADP)の認定資格である。
JADPの指定する認定教育機関が行う教育訓練の全課程を修了すると、受験資格を得ることができる。そしてその認定教育機関は、現時点(2016年6月現在)では、「キャリアカレッジジャパン」の通信教育のみである。
ここの「終活ライフケアプランナー養成講座」の全課程を修了すると、JADPが行う試験を随時自宅受験することができる。この試験では、得点率が70%以上の場合、合格となる。
興味関心があることと終活を結びつけて勉強すると尚良い
この資格試験のための学習に役立ったものは沢山あるが、矢張り特に役に立ったのは、キャリアカレッジジャパンのテキストと、公式サイトでの様々なサポート体制である。(詳しくは公式サイト へ)
またそれだけではなく、こうした資格や知識を何らかの形で生かすチャンスを少しでも多くするためには、是非ともおすすめしたいことがある。
それは、もし普段から何らかの物事に対して関心を持っているなら、それを是非「終活」とつなげて考えてみることである。
最後に・・・
筆者の場合、既に17歳頃から、葬儀文化をいわゆる日本史に限らない歴史とつなげて関心を持っていた。それを生かした記事をよく書いているが、この度終活ライフケアプランナー資格試験に挑戦したことで、そうした終活を歴史ネタとつなげた記事も幾つか書くようになった。沢山の発見があり、大変充実した気分である。
このように、関心のある物事を、自分の頭の中で終活とつなげて考えてみると、世界が広がり、人の考えや信念は全く様々であるということを実感できるだろう。この、「人の考えや信念は全く様々である」という理解こそ、終活ライフケアプランナーとしての活動にとって、大いに助けになることの一つである。