「終活ライフケアプランナー」という資格は、どんな仕事をしている方に役立つか。
様々な可能性があるが一般的には、企業や官公庁、労働組合などで定年退職講座を主催する方や、福祉関係の施設の職員、葬儀関連の職業の方などにとって、より役立つと言える。また様々な宗教宗派の聖職者の方にも、この資格は役立ちそうである。また、民生委員や法律関係の専門家、ファイナンシャルプランナーや銀行員などにも適した資格である。
終活ライフケアプランナーと終活カウンセラーの違いは?
「終活ライフケアプランナー」と重なる業務内容も多い「終活カウンセラー」という民間資格もある。こちらは「一般社団法人終活カウンセラー協会」の認定資格である。
この「終活カウンセラー」資格取得のための学習内容は、「終活ライフケアプランナー」資格の学習内容と比べ、相続や遺言など経済に関するものがやや多い。
そのため、「終活カウンセラー」資格は保険会社や銀行の職員、ファイナンシャルプランナーや法律関係の専門家により向いた資格だと言える。この種の職業の方は、余裕があれば、「終活カウンセラー」資格と「終活ライフケアプランナー」資格の両方を持つのも悪くはない。
どんな方に向いた資格?
話を「終活ライフケアプランナー」に戻すと、定年などその他様々な理由で離職している方でも、この資格をより活かせそうな前職をお伝えしたい。
一例を挙げれば、学校の教員であった方は、終活ライフケアプランナーには適している傾向がある。なぜなら、仕事柄じっくりと他の人の話を聞く高いスキルが育っているからである。特に、担当教科が古文や漢文、日本史・世界史などの社会科であった場合、例えば葬儀の習俗の由来に詳しくなったりもしやすい。そのため、余裕があり且つお客様がそうした話がお好きならば、そうした話を合間合間に挟むこともできる。
また、海外暮らしの長かった方や、外国語での会話や翻訳などを特技とする方にも適している。海外出身のお客様もこれから増えてくるので、そんなお客様にスムーズに接することが期待されるからである。