この頃は家具調仏壇がずいぶんと主流になっているらしい。洋室にも違和感のないものが増え、人気上昇中だそうだ。
せっかくオシャレな仏壇を購入したのなら、そこに納める位牌も、ぜひ素材やデザインにこだわりたい。
漆などの塗装に金箔等で飾る塗り位牌、黒檀・紫檀などで作る唐木位牌が通常で、大きさは先祖のものより小さくしなくてはならないなどのしきたりがあるが、実は位牌の形状には、特に決まりがあるわけではない。要するに、家族が好みのものを選べば良いのだ。
そこで紹介したいのは、モダンなデザインの位牌3点だ。
親しみのあるデザイン
落ち着いて控えめな形でありながら、寄木の美しさならではの存在感がある。リビングにも調和する、親しみを感じるデザイン。
シンプルなクリスタル素材
クリスタルの輝きが美しい、モニュメントのようなデザイン。戒名をいただかない場合にもぴったりだ。シンプルだからこそ、より故人への想いが投影され、愛着を覚える。
従来の位牌の雰囲気も残すクリスタル位牌
クリスタルの台座に木版をはめ込むタイプ。レーザー彫りのロゥタスにも趣がある。程よく従来の位牌の雰囲気も残っており、あまりに斬新なものには抵抗を感じる、という方にお勧めしたい。
位牌は故人の象徴
ご住職に魂入れをしていただくと、位牌は故人の象徴となる。
亡くなった方を偲び、毎日お仏壇とお位牌を守る家族が、一番しっくりと感じるものを選ぶことが大切だろう。故人のイメージに合うものが良いか、家庭の空間になじむものが良いのか。
通常、本位牌は四十九日の法要までに用意することが多い。文字入れには1~2週間ほどかかるため、なるべく早めに手配しなくてはならない。
葬儀やお墓などと比べると、小さなもので兎角忘れがちだが、ぜひ一度は位牌についても、終活の一つとして、家族で語り合ってみてはいかがだろうか。