今から30年ほど前に亡くなった祖父の名で、互助会の1口千円 /60回コースというものに3口入会しており、そのうちの1口は祖祖父に。もう1口は祖父に使ったのですが、最後の1口は今施設に入所している祖母に何かあった際に使おうと残してあります。
入会して60回。計60,000円を払い終えてから祖祖父も、祖父も亡くなって各々葬儀を行ってきましたが、その頃はまだ自宅葬が主流で、会社の社長でもない限り葬儀の規模というものにはそう違いはありませんでしたが、それからかなりの時が経ったので、母は現在の葬儀の内容はどのようになっているか気になり、互助会に電話をしたらしいのです。
その電話から2~3日後、現在のパンフレットが母のもとに届いたので、私にも見て欲しいという事から話が始まりました。
届いたパンフレットには60万円コースの案内
母と私の中で1番大きな問題になっているのが【葬儀にかかるお金】の事です。
互助会に入会しているからといって、全て賄えるのかといったらそうではなく、現金を持ちださなければなりません。祖祖父の時も祖父の時も互助会に入っていたのにもかかわらず、結局持ち出した現金は100万円に近いものがあったそうなのです。
でも、祖母の場合は祖祖父や祖父の様な規模の葬儀を考えている訳ではなく、小さな直葬(家族葬)を考えているので、であれば持ち出しする現金ももっと少なくて良いのではないか。という疑問が出来、改めて互助会の葬儀の内容を確認したかったのです。
互助会の最後の1口に関してどうなっているのかという事も以前母から話を聞いていたので、コースの内容について確認をするつもりで届いたパンフレットを見たのですが、改めて見てみると何かと気付く事がありました。パンフレットには必要なものが細かく書かれており、各々金額が明記してありました。まず60回コースだと、この葬儀が出来ます。という内容が明記してあるものがあり、その葬儀に必要なものの一覧と金額が書かれていました。その必要なものを合計すると約60万円。この60万円は互助会に入っていながら、持ち出ししなければならない金額です。
もちろん内容を見てみると一般的な葬儀でした。
不必要な品目も割り引いてもらうことが出来ず
先程述べたように一般的なものではなく、小さな規模の葬儀を望んでいるので、不必要なものがかなりあるのではないかと再度チェックしてみました。
母も私も、不必要なものがあればその60万円から割引いて安くなると思っていたので、本当に直葬(家族葬)で必要なものだけを細かく考えました。
そして、互助会に不必要なものに関しては、その金額を割引いて下さるのかと電話で訪ねたのですが、何かと理由をつけられ割引きは望めない事がわかりました。ようするに、このコースの内容にあるものは使っても使わなくても良いですが、金額は変わりませんよ。という事なのです。逆に、例えば遺体を数日安置するとなると、日ごとにドライアイスの代金や斎場の場合では安置室の代金が加算されるという事なのです。
この話を聞いた母と私は現在も悩んでいます。
今は直葬だと20万円ぐらいで行って下さる葬儀会社もあるので、互助会を脱会した方が良いのではないかと思っているのです。ただ、これまで決まっていた葬儀の内容は改めて決め直さなければならなくなりますが・・・
冠婚葬祭は、本当に値段があってないようなものなのだとつくづく感じています。