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日本国内に存在する多種多様な霊柩車とアジアやアメリカとの葬儀文化の違い

小学生のころ、霊柩車が走っているのを見たりすれ違うような場合、親指を隠さないと親の死に目に合えない、という迷信(?)を信じていました。真偽のほどは今もってわかりませんが、子供心に「不吉な存在」として刷り込まれてしまった気がします。ひと目で霊柩車だとわかる「宮型」はきらびやかで、現実離れした非日常的な外観といえます。葬儀が多様化していくなか、霊柩車も地域性や時代背景によって変遷しているのです。


霊柩車は高級車をベースにした究極の架装車

日本らしい宮型霊柩車は、トヨタ・クラウンを始めとする高級車をベースに改造が施されています。豪華な装飾は職人技の集大成ともいえるもので、高価になるのも頷けるというものです。雨や雪といった水分を嫌うため、悪天候時にはビニールカバーがかけられます。あまりにも目立ちすぎる、というきらいからか、代わって「洋型霊柩車」を導入する葬儀社が増えてきています。大型のステーションワゴンをリムジン化する洋型は、昭和天皇の大喪の礼にも用いられました。

変わったところでは、自動車メーカーの車両をベースに、個性的なデザインをプラスした車種を展開をしている、「光岡自動車
が霊柩車に着手しています。ニッサン・ティアナをベースに、ロールスロイスを思わせるフロントフェイスがじつにユニークです。ちなみに光岡自動車では、霊柩車のことを「おくりぐるま」と呼んでいます。ミニバンをベースにした洋型霊柩車も手がけています。

「バン型」、「バス型」と呼ばれるタイプは、病院からご遺体を搬送したり、ご遺体をご遺族とともに移動する場合に用いられます。時には僧侶(信仰により神司、牧師)とともにお運びすることも、地域によってあるようです。先ほど紹介した光岡自動車では、トヨタ・アルファードなど高級ミニバンをベースとした寝台霊柩車、搬送車、湯灌車(ご遺体を沐浴するための専用車両)までラインアップしています。


クルマ社会アメリカならではの慣習

日本国内でも地域によって葬儀のあり方は異なりますが、世界各国でもしきたりや決まりごとがあります。アメリカ・イリノイ州を来訪した際に遭遇した出来事は、まさにそのルールを思い知らされました。交差点で車両が一斉に停止、そこを数台の車両がハザードランプやヘッドライトを点灯し、列になってゆっくりと走行していきます。
聞けば葬儀場へと向かう車列とのことで、先頭の霊柩車からしんがりの車両(最後とわかるようフラッグを立てていました)まで、信号に関係なく通行。何よりの優先車両という扱いになっていますが、これは法律ではなくマナーのようで、知らないで走ると顰蹙を買ってしまいそうです。
また同じくアメリカのミシガン州では、「霊柩車フェスト」なるイベントが開催されています(2017年で第16回)。クルマ&ホラーマニアが手塩にかけた霊柩車は、ドレスアップやペイントカスタムされた自慢の1台。霊柩車のイメージが一新してしまうくらい、個性的な霊柩車が集まります。
最後に日本製の霊柩車がマレーシアに輸出されるというお話。富山市の葬儀車両製造会社カワキタではこれまで、香港、インドネシアにも霊柩車を輸出しており、今後、東南アジア、中国市場への拡大も目指しているとのことです。


ライター中村ブン子
第一次世界大戦 100周年  霊柩車

第一次世界大戦 100周年 霊柩車

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