釘打ちとは、出棺時に、遺族で棺の蓋に釘を打ちつけることを指します。
墓地まで葬列を組んで棺を運んだ際に、ふたがずれたり、遺体を落としたりしないように、当初は縄で固定させていたことが始まりとされています。
元々庭石を用いていましたが、現在は葬儀社が用意した金槌を利用することが一般的になっています。
また釘打ち自体も簡略化され、最後の一本以外を葬儀社が打ってしまうようです。
今回は現在風化されつつある釘打ちについてのマナーをイラストでわかりやすくご説明します。
まずは喪主が頭側の左右に打ち込みます
棺のふたを閉めた後、遺族の手で釘打ちを行います。
釘を打ち込むのには手のひらサイズの小石を使います。
まずは喪主が棺の頭側の左右の角に釘を打ち込みます。
次に家族、親族、知人などの順番で打ち込みます
続いて家族、親族、故人とのゆかりのある人物の順で釘を打ち込んでいきます。
軽く二回打ちましょう。
最後は葬儀社が最後まで打ち込みます
参列者による釘打ちが終わると、葬儀屋によって金槌で最後まで打ち込まれます。