通常、葬儀とは葬儀社がほぼ全てを取り仕切ります。
ご遺体の搬送から始まり、安置の処置、役場の手続き、式場や火葬場の予約や式の進行など、精神的なショックからまだ抜け出すことができていない遺族の負担を出来る限り減らすべく対応します。
しかし大阪府茨木市での葬儀は少々事情が異なります。
茨木市立斎場を利用した葬儀は、茨木市役所が取り仕切る
大阪府茨木市で葬儀をする場合、茨木市は全国的には非常に稀なルールを規定しており、茨木市民の方が、茨木市営斎場を使用して葬儀を行う場合は、必ずそのルールに従わなければなりません。
そのルールとは、葬儀の施行を葬儀社ではなく、茨木市役所が取り仕切る、いわゆる茨木市営葬儀とよばれるものです。
茨木市立斎場を使用した葬儀を希望する場合、必ず茨木市役所が取り仕切る葬儀となるのです。
通常、死後の諸々の処置が終わると、葬儀を行う式場の予約状況を調べますが、その段取りは全て葬儀屋が行います。しかし、茨木市立斎場を利用して葬儀を行う場合、茨木市役所の職員と話をして、式場の予約を取ります。また故人のお迎えについても、時間帯によっては茨木市役所が対応します。そして祭壇や式の進行、火葬の執行についても同様です。
茨木市役所が非対応となる業務は?
ただし、茨木市役所が介入しない業務も中にはあります。その代表例が遺影写真とドライアイスの準備です。具体的には、遺影写真を注文する場合、茨木市役所ではなく、茨木市役所が指定している業者を通します。
またこの他にマイクロバスを希望した場合や料理、返礼品、会葬品、供花、供物、盛花なども茨木市役所ではなく指定業者が対応します。
しかも業者と茨木市の間にはルールが設けられており、高額な費用とならないように上限が設定されています。つまり茨木市営葬儀は、民間の葬儀社の葬儀よりも格安な葬儀が可能なのです。