もはや息子、娘、孫に代わる存在である“ペット”。子宝に恵まれなかった家庭や独身の方 などが癒しを求め、子どもに代わる存在を求め、ペットを購入する方は少なくありません。
私も生まれた時から中学 1 年生まで犬を飼っていました。
子どもながらにとてもかわいがっていました。ですが、中学 1 年生当時、犬は18歳だったので、人間でいうと約90 歳でした。
年齢も年齢だったので、ある程度覚悟していましたが、時は急にやってきました。
大往生でしたが、私は悲しみました。人前で恥ずかしげもなく大号泣しました。2,3 日泣きまくって、ふと思いました。ペットの亡骸はどうするのか?と。
ペット専用のお墓や霊園
みなさんは知っているでしょうか。
当時も今もペットのお墓、ペット供養やペット霊園などをやっている企業がちゃんと存在していることを。
人間の葬儀と違い、堅苦しい決まりなどはないですが、忌日などの仏教の世界観からでた風習は人間と同じようにあります。
49日や1回忌などです。もちろん自宅供養、手元供養などもありです。納骨堂に祀るものも特に決まりはありません。ペットが好きだった食べ物など自由でいいと思います。
私の場合、家族との会議で近年増加傾向にある、人と一緒に入れるお墓がいいという希望をだしました。
私の考えでは 15 年一緒に生きてきた“ペット”ではなく“家族”であり、かけがいのない存在という想いがありました。
“ペット”と捉えている方からしても、かけがえのない存在であるということは変わらないので“一緒にお墓に入りたい”という想いはごく自然な流れだと思います。
ペットも人も高齢化が進んでいます
ペット(犬、猫)の平均寿命はだいたい14歳くらいです。
そして、近年ペットたちの高齢化が進んでおり、飼育率もだいたい50代、60代の方々が多い。どちらの意味でも 高齢層にニーズがあるということになります。ということはこれからペットの終活も考えなければいけないということになります。
基本的にペットと同じお墓に入る場合、先にペッ トが先にお墓に入ります。私も含め、そういう形になるわけです。私の場合、1年に1回は必ずお墓に行き、家族の一員だったペットに会いに行きます。
当時の写真も肌身離さず持っています。天国にいった時、すぐ見つけられるようにするためです。いつくるかわから い別れの時のためにペットという家族を大事にし、共に終活すべきではないだろうかと私 は考えています。
みなさんも現実をみて今一度終活をしてみてはいかがでしょうか。