最近話題になることが多くよく目にするのが、可愛らしい猫の動画。少し前だと猫ブログブームがあったり、今でもCMやテレビ番組でも猫が取り扱われることが多いような気がします。というのも、わたし自身が大の猫好き。
猫が大好き!
もしかすると、他の人よりちょっと猫が気になっているのかもしれませんが。実際、我が家には3匹の同居猫がいたりします。
そんな猫好きのまわりには、なぜか知らず知らずに同じような猫好きが集まってくるもので、違うキッカケで出会った人たちも、気がつけば猫仲間だったりします。集まればその日の話題のほとんどが猫だった、なんてことは日常茶飯事。だいたいが自分のうちの猫自慢。ほかの家の子をほめても、心の中ではみな、ウチの子がやっぱり世界一!と思っています。
命あるペットにも必ず訪れる最期
そんな猫たちのおかげで幸せな毎日を送らせてもらっている猫好きのわたしたちですが、やはり命あるペットと一緒に暮らすことでかならず訪れる悲しみにもまた遭遇しなければならないことは承知しているつもりです。
しかしながら、本当にそのときが訪れたら、どれほどのつらさを味わうのか、わたしにはまだ分かりません。一度はそんな想像をして、泣きそうになった経験を持つ飼い主さんは多いのではないでしょうか。わたしもご多分にもれずその一人ですが。
最期を意識することによって今を大事にする
じつはここのところ、たて続けに猫仲間たちの愛猫が亡くなってしまったのです。
一方は急死。外野の私たちもびっくりしましたが、飼い主さんの方からしても急なことであっという間の出来事だったようです。
もう一方は、闘病の末、飼い主さんの胸でしずかに息を引き取ったんだそうです。
対照的な亡くなり方ですが、どちらにせよ愛猫との別れの悲しみはいかばかりのものかはかりしれません。
しかし、どちらの飼い主さんにも言える共通点は、亡くなってしまった猫たちに深く感謝しているということ。今まで一緒に暮らしてきたことに後悔なく、精一杯愛したことの証とも言えます。「さよなら」と泣きじゃくるのではなく「ありがとう」と涙ながらも笑顔で天国に送り出してあげられるのは、ここに来るまでいかに素敵な日々を送ってきて、来たるべき最期には幸せな看取り方ができたんだと想像できます。そういう彼らを見て、わたしもいつかくる我が家の愛猫たちとの別れには後悔など絶対しないよう、しっかり幸せにしてあげよう!となお強く心に誓うのでした。
遺影も棺も用意するペット葬儀
亡くなってしまった後、それぞれ葬儀を行ったようですが、遺影もあって、お棺に一緒に入れてあげるものなど用意されていました。きちんと天国に送ってあげられるようなちゃんとしたものなんだな、と感心しました。
前者の急死した猫は、飼い主さんの手のひらをちゅぱちゅぱ吸うのが好きだったという甘えん坊さん。彼の棺に手のひらを模したぬいぐるみを手作りして一緒にいれてあげたというエピソードには、なんとも深い愛情と彼らの絆を感じて、今でも涙してしまいます。
ペットロスを抑えるペット葬儀
近年ペットの葬儀というのは増えてきているそうです。ペットが家族の一員という認識が深まってきて、きちんと天国に送ってあげたいというふうに考える人が多くなっているようです。また、深く愛することで「ペットロス」という、深刻な精神状態に陥る人も少なくありません。実は「ペットの葬儀」をすることが、飼い主さんの気持ちの整理をつけるという働きもあるそうです。
いつかは亡くなってしまうペット。そして飼い主としては、最期まで面倒を見てあげるのが責務です。いかに幸せに送ってあげられるか、どのような送り方をしたらいいのか、ときには想像してみるのもいいのかもしれませんね。