葬儀保険とは?
葬儀にはそれなりの費用が必要になります。ひとえに葬儀費用といっても、多岐にわたって用意、準備しなければなりませんし、その労力も大変なものになります。
まず葬儀に必要なものは葬儀社が準備してくれますがプランや使用する物によって勿論料金は変わってきます。かかる費用としてはまず葬儀場、祭壇、棺などが挙げられますが、遺体を収納した柩に入れるドライアイス、祭壇にお供えする花も含まれます。葬儀後、遺体を運び火葬し、遺骨を骨壺に収めます。そして親族、参列者にふるまう料理やお酒、宗教により異なりますが、お坊さんや、神父さま、神官などへの謝礼。
これら全てを総合すると莫大な金額になってしまいます。この葬儀費用を軽減するために注目されてきたのが「葬儀保険」なのです。生命保険とは異なり、高齢者や持病を持っていても加入することができ、保険金額も少額であるというメリットもあります。
最近ではこうした不安に応える「葬儀保険」を提供している保険会社も増えてきており、そのプランもさまざまなものが用意されているようです。終活の一環としてご自身や残されたご家族に合う「葬儀保険」を考えておく必要性が増してくることが予想されます。
葬儀保険の豆知識:葬儀保険加入のメリット
葬儀にかかった代金は請け負った葬儀会社に支払いますが、保険金も早い保険会社では申請から翌日には支払われる会社もあり、遺族にとっては安心できる要因であるといえます。通夜、葬儀を主宰するご家族にとっては、故人が亡くなられてからは、しばらくの間、大変忙しい時間を過ごすことになり、保険金の申請に要する時間も惜しいという場合も多いことでしょう。
ですが、葬儀会社への支払いは、葬儀を終えて一週間程度になる場合が多く、時間的にも余裕が持てることでしょう。そして「葬儀保険」は保険の種類としては「少額短期保険」という分類に入り、掛け捨てのため、掛け金も非常に少額なコースから選択することができます。
何より、葬儀のことで遺族にかかる負担の問題で不安をお持ちのご高齢の方でも、最も安心できるのが、医師による診断書が必要ないという点でしょう。加えて、保険に加入することができる年齢も幅が広いということ。会社によっては80歳代の方でも加入ができるということです。
「葬儀保険」に加入するにあたり、じっくり考え、ご家族とも充分に相談し、検討する時間が持てることこそ一番のメリットかもしれません。