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インスタ映えを狙うお寺 クラブさながらの法要 身近になりつつある寺院

世間一般の人の多くは、寺の風習や僧侶の生活には馴染みがない。歴史のある寺や、伝統を受け継ぐ僧侶の言葉には、重みや風格がある。そのためなのか、人は、寺や僧侶の厳かな様相を目の当たりにして、法事・法要のような祈りの場には厳粛な非日常を感じている。気持ちをリフレッシュしたり自分を見つめ直したりするために、非日常の空間に包み込まれた浄化的な作用を期待して、旅行や人生の節目に寺で手を合わせることもある。

だが、祈りの場に求めているのは、はたして非日常だけなのだろうか。世間と、寺や法事・法要など祈りにまつわる事柄との距離感について考えてみた。


クラブさながらの法要

法要とは、厳粛な空間の中で行うものが一般的だ。だが最近では、プロジェクションマッピングという現代の映像技術を使った法要がある。プロジェクションマッピングとは、音楽や光を使って、目の前の建物など現実の空間と空想の世界を融合させる空間演出が特徴で、商業施設やレストランなどでもよく取り入れられている。法要の最中に光やテクノ音楽などを用いて極楽浄土をイメージした空間を演出するので、まるでDJがいるクラブのような雰囲気もある。多くの人に仏教をもっと身近に感じてほしいというとある僧侶の思いから、こうした法要が考えられたそうだ。

クラブのような特徴を取り入れた法要は、意外かもしれない。しかしこの斬新なアイデアによって「行ってみたい」「見てみたい」という声も多く、今まで法要に関心の薄かった若者の目にもとまった。仰々しい法要では退屈に感じがちだった小さな子供も興味を示しており、法要と若い世代との隔たりが一気に小さくなった感がある。


伝統を利用したインスタ映え

今や「インスタ映え」を知らない人はいないと言うほど、Instagramは世の中に浸透している。そこに目を付けた寺院がInstagramを活用し、寺院内の行事や普段見られない法要、日常的な僧侶の様子などを発信している。
アップされた画像は、斬新なビジュアルのものというより、むしろ伝統的で厳かなものが大半だ。日本に古くから伝わってきた文化をそのままの形で、寺院が伝えたい視点で映し出している。そしてそれらが、「インスタ映えする」と世間の目を惹いている。

寺院側の思いは、「伝統文化を後世に伝えたい」「寺や信仰に親しみをもってもらいたい」などなど。各寺院のInstagramには共通して「世間との距離を縮めたい」という思いが感じられる。普段は寺院や僧侶に馴染みのない人でも、日常的に使うInstagramというコミュニケーションツールによって、「今、知りたい」と思うまさにそのときにすぐに見ることができる。例えば、15万人以上のフォロワーがいる京都・清水寺や、動画を多く掲載する奈良・長谷寺など、寺院と世間との距離を瞬時に縮めるためにInstagramは巧みに活かされている。


祈りに感じる日常

こうしてみると、人は、寺や法事・法要などの祈りにまつわる事柄にただ非日常を求めているのではなく、興味関心のある部分を日常生活に取り込もうとする潜在意識があるようにも思える。取り込みたい部分は、生活する上での重要度はさほど大きくはないかもしれない。でも、まったくないと寂しくて物足りない、そんな大切なことのような気すらしてくる。

真新しい技術を橋渡しに、趣味嗜好の中で伝統の存在感を楽しむ人達がいる。その様子からは、非日常的に思われがちな祈りの場には、実は日常的な要素が深く入り込んでいるように思える。


ライター石島
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