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逝去後、数時間で葬儀社を選ぶことの難しさと葬儀社としてのあるべき姿

以前、新聞の大型企画で葬儀会社の社長さんが取り上げられていたのを記憶している。葬儀業界も古い慣習を打ち破る新しい発想と若い力が台頭してきたという印象を持った。その葬儀会社の社長さんは、大学入学のために行った地方でアルバイトとして勤めた葬儀会社の仕事に感動し、そのまま正社員になったという。感動したのは、大切な人を亡くし、何をどうしたらいいかわからない時、故人のご家族に寄り添いお送りするサポートをさせてもらったこと。そのご家族から思いもよらない感謝の言葉をもらったことだという。


若い新しい発想が業界を変える

しかし、仕事をするにつれて疑問を感じる点が見えてきた。例えば、葬儀の価格についても「暴利」だと感じた。悲しみに暮れている遺族に「費用はこれくらいが一般的ですよ」と原価20万円の祭壇を100万円で提供しても遺族は一方的に言い値で承諾してしまう。また、別の葬儀会社に転職した時にも単価の低い葬儀は受けないという会社の方針に疑問を感じた。しかし、地域の葬儀会社の大半は、同族企業で、オーナー一族の命令は絶対であった。自分の理想とする葬儀をするには独立しかないという結論に至ったという。


めったに経験しない葬儀への対応

確かに、私も父を送った時に葬儀会社の選択に時間をかけられないことを感じた。午前2時ごろ母から電話があり父が亡くなったとの訃報を聞いた。近所の病院に父が入院していたこともあり、すぐに駆け付けたが病院からは遺体を運び出す手続きについて話があった。遺体の移動については勝手に遺族が運べないのでこの時に葬儀会社を決めなければならない。私は、普段からお付き合いのある葬儀会社を知っていたので慌てることはなかったが、葬儀を取り仕切ることなんて、普通は両親などの非常に近い親族の時だけ。言い方を変えれば、一生に1度か2度しか経験しないことを数時間のうちに判断し、いろんなところへ連絡し手配をしなければならない。


ご家族の心理

私の経験もあり、この社長がいう「故人のご家族に寄り添う」という考え方に感銘を受けた。先述した葬儀費用についても故人のご家族からすると「あまり質素な葬儀だと」という世間体がある。しかし、一方で準備していない出費にどう対応するかで苦労もある。そんな時に「費用はこれくらいが一般的ですよ」と葬儀会社に提案されると言われるがままにその提案を受け入れてしまう。


葬儀業界の変革

この社長は、「明確な価格体系」「会員制度の導入」「生前見積り」「ネット見積り」など利用者側に立ったシステムを先駆的に導入し、業績を伸ばしたという。「葬儀」ということに関して、一般の人からすれば参列する側のイメージが大半ではないだろうか。一生に1度か2度しか葬儀の主催者にならない私たちに寄り添ってくれる葬儀会社がこれからも頑張ってもらいたいと思う。そして、葬儀業界全体も見送る側に立った運営を心掛けてもらえれば安心がもっと広がるように感じた。


ライター東郷平気
1分間意思決定

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